
フライ・オットー はシャボン膜を用いた模型でも知られている。
シャボン膜によってできる曲面は、その縁(フレーム)に対して面積ができる限り小さくなる特性を持つ。(極小曲面) 糸を用いてフレームの形を操作し、様々な極小曲面を作り出した。
洗濯のりとガムシロップを混ぜることで割れにくく、フォームファインディングに耐える特製のシャボン液が調合された。また、450×450のシャボン台を用意し、より大きなシャボンを生成できる装置も作成された。
材料:
シャボン材料:食器用洗剤、洗濯のり、ガムシロップ、水
模型材料:角材、スチレンボード、プラ棒、割ピン、タコ糸、スチレンボード、スタイロフォーム、L字モール、塩ビ版、補修用ビニールテープ、ビス
Otto’s Modeling
フライ・オットー が行ったフォームファインディングを再現し、彼の作品コンセプトをたどる。
オットーはフニクラ(吊り模型)やシャボン玉模型など様々な手法を用いてフォームファインディングを行った建築家である。自然現象によってできる形を建築に応用した作品は、構造的合理性を持ちながら、その形態の切り取り方から彼自身の美意識を見ることができる。オットーの模型はファインディング(模索)という言葉であるように、自然現象を再現するための装置のようなものである。重力や張力などの自然現象とともに形態を模索するオットーの
建築思想を彼の模型を再現することで体感する。
参考図書:THINKING BY MODELING by Frei Otto (2007)

細パイプの先端に割ピンを取りつけた柱に、手芸用のゴムを一周させる。4本の柱を用いると四角形の面ができる。その後、対角の2本の柱を短くすればシャボン膜がHP曲面を形作る。

シャボンの構成を増やしたもの。中央から放射線状にひもをシャボン液に落とし、持ち上げると複数のベールが立ち上がる。この中央にストローを差し込み息を吹き込むと、球体ドームが立ち上がる。

自作のシャボン制作機。
