Frame to Proof

六角形面のフレームにとりつく屋根兼庇の模型。
六角形フレームの上に六角錘をたて、その頂点から庇フレームにとりつく骨組みを伸ばした。パラボラのような屋根板はワイヤーによって支持されている。

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材料:
ラミン丸棒、角棒、釣り糸、アルミ丸棒、塩ビ版、スチレンペーパー、ターンバックル、アクリル板、圧着端子、ネジ、ボルト、透明糸、セロハンテープ、スリーブ、ビス、木製パネル

Otto’s Modeling

フライ・オットー が行ったフォームファインディングを再現し、彼の作品コンセプトをたどる。
オットーはフニクラ(吊り模型)やシャボン玉模型など様々な手法を用いてフォームファインディングを行った建築家である。自然現象によってできる形を建築に応用した作品は、構造的合理性を持ちながら、その形態の切り取り方から彼自身の美意識を見ることができる。オットーの模型はファインディング(模索)という言葉であるように、自然現象を再現するための装置のようなものである。重力や張力などの自然現象とともに形態を模索するオットーの
建築思想を彼の模型を再現することで体感する。
参考図書:THINKING BY MODELING by Frei Otto (2007)